オピニオン
2022年7月20日
楽に生きるには
生活の中で思い通りにならないことは、大きなことから身近なことまでたくさんあります。いつも元気でいたいけれど、病気になったり体調がすぐれない時があります。仕事が思うように進まず結果が出ない時や、人とのお付き合いで、嫌なことを言われて落ち込んだりも。また現在はコロナ禍で我慢を強いられる生活が続いています。
お釈迦さまは、一切皆苦=世の中はすべて苦しみ、と説かれました。苦しみとは思い通りにならないことです。自分の生活に照らし合わせるとそのことに気づかされます。思い通りにならないことで心がモヤモヤした日をすごすのではなく、思い通りにならないことをあたりまえと捉え、思い通りになったことをありがたいと捉えるとどうでしょうか。今までのモヤモヤしていた気持ちは少しは楽になり、何事も前向きに考えられるようになってきませんか。生活の指針を仏さまの教えに学び、過ごされることをお勧めします。
(京都2部布教師会長・村尾顕慈)