ひとくち説法

2022年6月20日号

心鏡を磨く

近頃の自然災害、疾疫禍、戦禍の有り様は眼と耳に騒ぎ困惑と悲痛と苦悩を覚えます。
身を置いている空間こそ違え、時代・時間を共にしているからこその同悲心が働くのでしょう。
国、歴史、民族、文化、家庭、親など誕生するまでの縁と生まれた後も個々の空間と時間のなかで接する事象(縁)、これらすべて予見のできないなかを人は歩んでいきます。
また縁は個々に対して順とも逆ともなって「怨」「親しみ」の心情を生み、差別や不満ともなり苦悩を生みます。
日蓮聖人は「我慢、偏執の心なく」「自他彼此の心なく」と信行のあり方をお示しです。人が慢心、憎悪、軽蔑、妬み、怒りなどの負の性根を合わせ持つ以上、負を意識した信行こそ大切ではないでしょうか。懺悔滅罪と過ちに気づき、糺していただける順縁がそれぞれに訪れますよう心鏡(アンテナ)を磨いてまいりましょう。
(福井北部布教師会長・奥野文長)

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2022年6月10日号

無 常

字のごとく「常に無い」ということですね。
ロシアがウクライナを攻めたり、新型コロナウイルスの世界中への蔓延により、多方面にわたってさまざまな不具合が起こっています。病院が機能しなくなり、イベントや会議もなくなり、職を失ってしまう人もいたことでしょう。海底火山が噴火して軽石が沿岸に漂着し、漁業関係者が損害を被ることもありました。あるいは列車の中でオイルをまいて放火するなどなど…。
そう思うと何事もなく1日が平凡に終わることほど、ありがたいことはないですね。「よい1年になりますように」と初詣に願って手を合わせる人も多いと思いますが、普通に過ごせることに感謝するべきなのではないでしょうか。
しかし「常に無い」ことが起こることをいつも想定しておくことも大事です。何が起こってもジタバタせず、冷静に対処することも心がけていきましょう。
(福井県南部布教師会長・遠藤建峰)

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2022年6月1日号

争いのない社会を

江戸の小咄にこんな話があるそうです。
「信州の山の中で炭焼きをしている人が浅草の観音さまにお参りし、宿をとりました。そこで佐渡の海で漁をしている人に出会いました。2人は、お日さまはどこから昇ってどこに沈むか、という話になりました。信州の人は、山から昇って山に入ると言い、佐渡の人は、海から昇って海に沈むと言いました。お互いに一歩も引かず、喧嘩になってしまいました。そこで宿の番頭さんを呼んで、どちらが正しいかの判定を求めると、番頭さんは、太陽は屋根から昇って屋根に沈むと言いました」
その人その人の立場によって見方が違うのです。私どもは皆、自分が一番正しいと思っていますから、うまくいかないのです。
お題目を唱える私たち信仰者は、あらゆるものに対して敬いの心(合掌の心)で接し、ともに分かち合い、争いのない安穏な社会づくりに寄与しなければなりません。

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