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2022年6月30日号
埼玉・寺檀協議会開催
【埼玉】三芳町妙林寺(前田海意住職)で6月30日、令和4年度埼玉県寺檀協議会が行われ、僧侶檀信徒合わせて38人が出席した。午前10時半より、須加晃正宗務所長を導師に宗務所職員出仕のもと法味言上が行われた。毎年開催されてきた寺檀協議会であるが、コロナ禍のため2年間中止となっており、久しぶりの開催に須加宗務所長は「このように開催させていただき大変有難いことです。宗祖の悲願である立正安国に向けて我々僧侶が先頭を切るわけですが、檀信徒の支えと力をなくしては決して実現出来ません。宗祖750遠忌に向けて寺檀和融となって精進して参りましょう」と開催にあたり挨拶をした。引き続き、平柳清埼玉県檀信徒協議会会長、埼玉県・群馬県選出の松永慈弘宗会議員が挨拶をし、出席者への感謝を述べた。また、コロナ禍によりこれまで役員が一堂に会することが出来なかったため、昨年よりの新役員が紹介され、平柳会長が議長となり総会が始まった。はじめに全国檀信徒協議会の報告が伊藤光男氏より報告され、続いて昨年度の活動報告と決算報告、および今年度の活動計画と予算について報告され、それぞれ承認された。
昼食後、東松山市妙昌寺住職村井惇匡師を講師に迎え「いのちに合掌」と題し講演が行われ、皆が熱心に聞き入っていた。当講演は、埼玉県日蓮宗青年会のYouTubeでも特別公開されており、コロナ禍のため参列が叶わなかった檀信徒も学べるようになっている。
休憩の後、須加所長を導師に唱題行が行われ、参加者全員が一心に唱えるお題目の声が堂内に響き渡った。最後に会場寺院住職である前田海意師が挨拶をし、妙林寺の歴史とともに感謝を述べた。妙林寺はもともと昭和41年に和光市妙典寺の管理墓地として発足したのが始まりという。その後、宗祖700遠忌に合わせ五間四方の本堂を建立、昭和57年に妙林寺として独立し再出発した。その後、檀信徒の増加に伴い、今回協議会の会場ともなった最大450名が参列できる妙心殿を平成10年に建立。平成25年には350台収容の大駐車場も整備し現在に至る。前田師は「皆様方の菩提寺に比べたら当山はまだまだ産まれたばかりのようなお寺。このご縁を大切に次世代に立派な花が咲くよう今後も精進していかなければと思っております。宗門、また皆様の菩提寺の寺門興隆をご祈念申し上げます」と謝辞を述べ、終了となった。
2022年6月29日号
静岡東 救命講習会
【静岡東】6月29日、伊豆国日蓮宗青年会(会長:朝善寺 工藤堯顯)は本年の修養道場開催に向けた取り組みの一環として普通救命講習Ⅰを受講した。
当日は駿東消防本部より2名の講師を招き、函南町慶音寺を会場に会員10名、OB1名が受講した。
伊豆国日蓮宗青年会では、毎年修養道場を開催していたが、コロナ禍にあって令和2年度より中止。これまでは宿泊を伴う修養道場であったため、看護師などに帯同を依頼していた。
本年の修養道場は期間を日帰りとし、伊豆各地から一カ所に集合するのではなく伊豆を3ブロックに分け各地域で開催する形での実施を目指し準備を進めている。
受講した会員は「今回は修養道場に向けてという形で受講したが、お寺にも多くの方々が訪れる。緊急事態は起こってはほしくないことだが、もし何かあった際には今日学んだことを生かしたい」と話した。
奈良・統一信行会で災害への心構えを会員が寸劇で披露
【奈良】6月29日、大和郡山市のやまと郡山城ホールで宗務所(木村泰存所長)主催の第4回統一信行会が行われ約100人が参加した。
修法師会を中心に営まれた法要では混沌とした社会情勢の中1日も早い平和実現、立正安国への祈りと誓いが捧げられた。
続いて社教会が「減災!自助・共助で身を守る」と題して公開講座を行った。
家庭内や身近で起きる日常の中の災害への心構えと対策、普段から近所や仲間とのコミュニケーションを取ることでお互いに身を守ることの大切さについて会員が様々な衣装や道具を使って寸劇形式で訴えた。