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2022年6月29日

山梨・山日青60周年記念事業「宗祖甲斐国巡教の足跡唱題行脚」

山梨220914①(4日目妙昌寺) 【山梨】山梨県日蓮宗青年会(以下、山日青)は令和4年初春から夏の終わりにかけて、山梨県内を唱題行脚した。この事業は山日青が結成60周年を迎え、また令和5年は宗祖日蓮聖人が身延へ御入山されて750年の節目を迎える慶讃事業として企画されたもので、日蓮聖人が文永年間に甲斐国内を巡錫した足跡から想定されるルートを辿って実施された。総移動距離200㎞を超える行程は11回に割り振られ、全日の参加会員はのべ129人に及んだ。時には山日青OBや管内教師が同行することもあった。
県内全47ヵ寺を参拝させていただいた内の、主な行程は次の通り。3月に総本山・身延山久遠寺三門をスタートして以降、富士川東岸を北上して東は甲州市休息の立正寺(住職・岩佐宣寿)、笛吹市石和の遠妙寺(住職・長澤宏昌)を経て、西は長野県境・蔦木の眞福寺(住職・小林尭顕)まで至り、そこから南下して南アルプス市上市之瀬の妙了寺(住職・佐野顗誓)や富士川町小室の本山・妙法寺(小倉光雄貫首)を訪ね、再び6月29日に身延の地へ戻って御廟所にてゴールを迎えた。
行脚出発時にはまだ肌寒かった身延山内は、山梨・長野両県の計5管区を巡って、帰り着く頃には汗がにじむ暑さとなっていた。開催期間中には寒暖の差ばかりでなく、玄題旗が大きくはためく強風に耐えた日や、雨天のために延期となる日もあった。またコロナ禍・大人数での唱題行脚となったことから、マスクを付けながら、距離を取って等、過去の唱題行脚にはない工夫が必要となり苦心することとなった。そんな中でも山梨県内を青年僧による力強い団扇太鼓と御題目の声が響き渡り、沿道では多くの方から声援を送られた。また、行脚中にお預かりした浄財150,774円は山梨県コロナ対策担当へ寄付を予定している。
同規模の唱題行脚を実施するのは、山日青としては鎌倉から身延山までの日蓮聖人身延山御入山の道を歩いた10年前の結成50周年記念事業以来のことであり、会内の顔ぶれも変わっていて、多くの会員にとっていくつも管区をまたぐほどの長い距離を御題目と仲間と共に歩くのは初めての経験となった。準備にしても誰が何から着手すれば良いのかという多人数が関わる事業ならではの戸惑いがあり、また実際に事業が始まってみると体験したことのない道のりに、本当に歩ききれるのか、と半信半疑の声も聞かれた。その思いもあってか、全行程を終えた表情は普段の活動では見られないほど晴れやかで、日蓮聖人の足跡を今日の自分たちに追うことができたという大きな達成感と安堵が同時に見て取れた。会員の中からは「全行程が終わってみると、まだまだ歩き足りないと感じています。山日青はこれからも唱題行脚に精進していきます」という頼もしい声も聞こえた。
山梨220914②(5日目甲州市道中)山日青会長の小澤真弘上人は「県内の宗祖足跡を巡る唱題行脚の行程が無事に完遂できた事を感謝します。コロナ禍でも力強い日蓮宗の布教を示す事ができたのも、山日青先輩上人や県内各上人からの暖かい声援や道中にて応援して下さった多くの皆様のお陰です。誠にありがとうございました」と述べた。
(事務局発)

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