2022年6月13日
栃木 宗祖降誕800年の慶讃法要
【栃木】6月13日、日蓮宗栃木県宗務所(横山真康所長)は、管内僧侶12名で大本山誕生寺(石川日命貫首)に団参し、宗祖降誕800年の慶讃法要を厳修した。当初の計画では、一昨年の秋に檀信徒と共に団参形式での法要を予定していたが、新型コロナの影響により一昨年、昨年と2度に亘り延期を余儀なくされた。それら一連の経緯を踏まえ、今回は参加者を管内教師に限定した上での実施となった。
法要に先立ち、同寺の角浜執事長より委嘱状と払子を託された横山所長と管内各聖は、厳粛なる雰囲気の下、午後1時半から祖師堂での法要に臨み、「蘇生願満のお祖師様」へ異体同心に報謝の赤誠を捧げた。
法要の結びに、謝辞に立った横山所長は二年越しの熱い思いがようやく実を結び、無事法要を営むことができたことへの深い感謝と喜びを表すと共に、宗祖の「忍難慈勝」のご生涯に思いを馳せ、困難な時代に直面する宗門及び僧侶、1人1人が自覚と強い覚悟を以って布教の現場で法を説き続けることが何よりも大切であると述べ、一同祖願達成への誓いを新たにした。法要を経て、栃木県宗務所は翌14日に両親閣妙蓮寺、大本山清澄寺を参詣し、降誕800年慶讃法要団参は全日程が終了となった。