2022年4月24日
静岡中 富士宮市吉祥寺で入寺式
【静岡中部】富士宮市寶授山吉祥寺にて第38世渡邊是宏師から第39世渡邊是穏師への法燈継承入退寺式ならびに宗祖降誕800年慶讃事業法要が4月24日に営まれ、区内法縁の僧侶並びに役員親族が参列し、前住職から新住職への新たな門出を祝った。塚本智秀宗務所長(富士市円恵寺住職)による辞令及び認証書伝達、西谷鏡師法縁駿河支部長の貫名英舜師(富士宮市浄泉寺住職)より記念品の授与がなされた。
塚本師は「谷中学寮で培われた基礎、宗務所書記としてお祖師様の言葉を伝える伝道活動にまじめに真摯に取り組んできた事、初心を忘れず穏やかな心を寶として励んでもらいたい」と述べられ、貫名師は「西谷法縁の仏法の護持と論議に重きを置いて来た気風、先師が積み上げて来た一つ一つの教えを引き継ぎ自らの意志として精進してもらいたい」と新住職への期待を述べた。渡邊是宏前住職は700年余の歴史のある同寺の法燈を継承して以来18年、身延山高校校長として宗門後進の育成に尽力し要職を歴任。現在は本山池田本覚寺の貫主をはじめ宗門内外の役職を務めている。法燈を継承した新住職は謝辞の中で「浅学の身ではありますが、受けた御恩をお返ししていきたいという気持ちに背中を押されてこの日を迎える事ができました。先師先代が築き上げてきた吉祥寺の歴史を絶やすことなく努力して参ります」と参列者に感謝と決意を述べた。