2022年4月24日
岡山 真庭市法光寺で法燈継承式
【岡山】真庭市法光寺に於いて四月二十四日、第三十二世太田博通師から第三十三世神門欣永師への法燈継承式が営まれ、(京都大本山妙顕寺)及川日周貫主猊下をはじめ、管内各寺院・檀信徒約百名が参列した。
博通師は、平成十一年十一月に法燈継承して以 来二十三年間に渡り、檀信徒と共に法光寺護持に尽力された。
島根県出身の欣永師は、中学生時代博通師に弟子入りし、身延山高校での三年間の給仕の後、立正大学に入学し、(新宿)常圓寺での山務・給仕の傍ら、勉学に勤しんだ。
その後、平成十八年より(岡山市)妙林寺で、小埜栄裕前住職・小埜栄輝住職のもと、十六年間という長きに渡る修行期間を過ごした。
当日は、午後二時より檀信徒を伴っての行列の後、本堂において継承式が執り行われ、博通師から欣永師へ法燈が継承された。欣永師は仏祖三宝への奉告と共に、仏祖への給仕・行学二道の精進・寺門興隆の誓いを述べた。
式中、及川日周猊下・大野玄秀岡山県宗務所長・小埜栄輝妙林寺住職・朝崎玄暢興善寺住職より祝辞があり、博通師・欣永師は感慨深く耳を傾けていた。
檀信徒への感謝を述べた博通師の言葉を受け、欣永師が、「妙林寺様での経験を通して、自分は僧侶としてどうあるべきか、檀信徒とどう接するべきかを考えるようになりました。また、非常に多くの事柄を学ばせて頂き、そのお陰で今の自分があると思っております。これからは、法光寺住職として、真っ直ぐな心と揺るぎない信心で、御本尊様・檀信徒の皆様をお守りしていく所存で御座います。」と、新住職としての決意を述べた。