2022年4月9日
和歌山 宗祖降誕800年和歌山管区大会
【和歌山】4月9日(土)和歌山市の本山報恩寺(長瀬日優貫首)に於いて宗祖降誕800年和歌山管区大会が厳修された。一年延期になっていた管区大会開催にあたっては、出席者全員が一週間前から体温を測り、前日には抗原検査を実施し万全を期して当日を迎えた。当初はおよそ100人の檀信徒参拝を予定していたが、感染拡大防止の観点から残念ながら無参拝での開式となった。
法要に先立っては、青年会有志によって宗務総長田中恵紳猊下の自坊・蓮心寺から会場の本山報恩寺まで唱題行脚がなされた。力強い団扇太鼓の音と共にお題目が街中に木霊した。参拝が叶わなかった檀信徒も沿道で手を合わせる姿がうかがえた。
見矢龍順宗務所長導師のもと営まれた慶讃法要では多くの散華が撒かれ、宗門子弟による祭文が奉唱されるなど華やかなものとなった。また管内修法師によるコロナウイルス退散祈願のご祈祷も行われた。法要の締めくくりに全国布教師連合会副会長村田龍学師による法話がなされた。「宗祖降誕800年の今こそ柱のある信仰を持ち、コロナ禍ではあるが今できることを精一杯やるだけだ」と説かれた。