2022年2月11日
岩手 第50回春の大祭・平和復興大國祷会
【岩手】2月11日に岩手県遠野市砥森山法華寺(阿部是秀住職)において第50回春の大祭・平和復興大國祷会が行われた。感染症対策ということで僧侶は検査を実施、参列者は本堂、広間や外など密を避けるため分散しての開催となった。
修法師による水行が行われ、気合の入った声が山中に響き渡った。そして本堂にて平和復興大國祷会が行われ、エネルギッシュなお経と祈祷に参列者は手を合わせた。
そして、日蓮宗大荒行堂元正伝師工藤堯幸僧正(青森県聞法寺院主)、日蓮宗大荒行堂元副伝師佐々木瑞英僧正(岩手県瑞然寺住職)が祝辞を述べ、50回目という長期にわたり大祭を続けてきた阿部住職に労いの言葉を贈った。
「震災を経験したと思えば次は疫病。沈む世の中を少しでも上向きに、そして日々平和に過ごせるようお題目におすがりし祈っていきたい」
こういう世の中だからこそ、今出来る事を全力に。阿部住職は、この先も春の大祭を続けていく決意をしめした。
春の大祭はその年の大荒行堂を成満した修法師を招いて行っている。しかし現在コロナ禍の影響で荒行が行われていない為、昨年と今年の大祭は岩手県修法師と有志が出仕している。