全国の通信記事
2021年12月4日
千葉西 茂原市妙弘寺法燈継承式
【千葉西】十二月四日、茂原市妙弘寺で第二十四世田澤元泰師退任、第二十五世田澤裕泰師入寺の法燈継承式が行われた。前住職は昭和六十三年に法燈を継承してから三十余年、庫裏客殿の新築、境内整備に尽力され、一方で宗会議員、現代宗教研究所所長等、宗門の要職を歴任された。新住職は既に管内外で活躍され、全国日蓮宗青年会の要職を任される他、地域にあっては様々な行事に参画し地元には欠かせない存在であると近隣住民に期待されている。
コロナウイルス感染拡大防止の観点から、限られた参詣者によって行われた式典であったが、万灯行列によって堂々と本堂に至る新住職一行の姿は厳粛かつ荘厳さを漂わせていた。最後に挨拶をした新住職は、行列・式典と普段見慣れた風景ながら、重々しく感じ、「歴代住職も同じ道を進み、同じ光景を拝したのか」と、護法護寺の決意を述べられた。
式典終了後、古今亭園菊さんが落語を奉納し、新住職就任に花を添えた。