2021年11月21日
静岡東 団員20人で祖廟輪番奉仕
【静岡東】11月21日(日)、静岡県東部宗務所(安藝栄修宗務所長)は管内の僧侶・檀信徒250名の思いを携え、感染症対策をとりながら団員20名にて身延山に登詣し、祖廟輪番奉仕を行った。
当初は檀信徒を伴っての輪番奉仕を献灯していたが、全国的な新型コロナのまん延により、昨年はインターネット中継を用いた参拝、本年は代表団による参拝となった。
この日は晴天で、絶好の参拝日より。身延山内の木々は秋色に染まり、日曜日ということもあって、一般参詣者の姿も多かった。
身延山久遠寺旧書院にて、内野日総法主猊下より輪番御導師の委嘱を受けた。委嘱式の後、法主猊下のご高配を賜り、登詣した団員との記念撮影が行われた。
昨年同様、管内寺院教会結社及びその檀信徒に賛同という形で輪番奉仕者を募った。浄財と名簿は代表団が持参し、賛同者御芳名は御真骨堂に於いて宗務所長が奉奠した。
◆奥之院思親閣へ
御真骨堂(ごしんこつどう)にて輪番奉仕法要を終えた後、午後からは奥之院思親閣(おくのいん ししんかく)へ登詣した。
思親閣の御開帳、大孝殿での唱題行を経て、往時の日蓮大聖人を偲びつつ、千葉小湊の方向を向いて全員で自我偈・御題目をお唱えした。
輪番後、安藝栄修宗務所長は
「本年も、多くのご賛同を賜り輪番奉仕を無事勤めることができました。
ようやく、日本または世界で様々な活動が行われてくるようになりましたが、未だ開催を断念する事業も多くあります。そのような中、当宗務所は中止ではなく、代理参拝による実現に舵を切ったのは、今後様々な制約が解除される時に、日蓮大聖人へのご給仕の心を途切れているようなことがあってはならない。その一心からであります。
大聖人は、全ての人々を助けたいとの思いから幼き頃より一切経典を修学され、お釈迦様の真実の教え『法華経』の大事を我々に遺されました。
日蓮大聖人は『波木井殿御書』のなかで「身延山は9年間、心安く法華経を読誦させていただいた山なので、例えどこで死ぬことがあっても、墓は身延山に建ててください。とこしえに私 日蓮の心は身延山に住んでおりますから(意訳)」と述べられております。
私たちは大聖人に連なる門弟・檀信徒として、久遠実成のお釈迦さまから日蓮大聖人へと続いた「御題目の心」を護り伝え、「全ての人々が安穏な心持ちで生きていく世界の実現」を目指さなければいけません
その誓いを大聖人にお伝えする機会の一つがこの輪番奉仕であります。
檀信徒のみなさまと共に、日蓮大聖人棲神の霊地で御題目をお唱えできる日を心より期待しています。」