2021年11月20日
愛知名古屋 日蓮大聖人御降誕800年慶讚 名古屋管区大会
【愛知名古屋】令和3年11月20日、名古屋市熱田区の本遠寺(伊藤友範住職)において、宗祖日蓮大聖人御降誕800年慶讚 名古屋管区大会を、名古屋市名東区本成寺住職の天野行淳所長を導師に営まれた。
コロナ禍で外出が制限され開催自体が危ぶまれる中、それでも多くの人に参加・周知してもらえるよう伝道室が中心となり企画された今大会。自宅でも参加できるようにと予め法華経一部経を少しずつ写経してもらい納経式という形で法要が厳修された。
当初は一部経三部の納経を目指して始まったが、最終的には七部の一部経写経(約1500枚)を納経することができた。
当日は、千葉県の大本山 小湊 誕生寺から日蓮聖人ご幼像の特別出開帳を賜り、集まった写経を供え、午後1時からの遷座式を皮切りに、読経と聲明が本堂に響いた。この法要では、写経した人の読み上げ祈願もされる中、写経を持参した人は納経。また、ご幼像の前でお焼香する「流れ参拝」の形式で午後3時までに150人の参拝があった。
この管区大会は法要と並行して、本遠寺書院にて世界的イラストレーターの天野喜孝氏による「法華経画」と、著名な漫画家、イラストレーターなどの17人がクリエイターとコラボし、法華経の教えをわかりやすく伝えるよう制作された「SDGsイラスト展」も11月20日から23日までの日程で展示された。そして、この展示を見にきた人も写経に参加できる「お題目写経」も好評で、期間中50人の来寺者があった。
期間中に参拝した人には、千葉県南部宗務所が御降誕800年を記念し制作した「三奇瑞の特別散華」が記念品として配られた。
一部経写経をした人で「写経をしたことがなかったので、とても有難い経験をすることができた」という人が多くいた。中でも「ずっと写経をやってみたいと思っていた。今回思いが叶って嬉しい」と言った90代女性の言葉がとても印象的であった。
今回写経された一部経の七部は、 後日誕生寺に奉奠される。