2021年11月12日
佐賀 本山光勝寺でお会式
【佐賀】11月12・13日(金・土)小城市鎮西本山松尾山護国光勝寺(貫首 松島日應)に於いて、日蓮大聖人第740遠忌報恩御会式が貫首松島日應御導師の元に厳修された。12日午後7時に小城市内を約1時間かけて報恩の万灯行列が行脚し、その後午後8時から報恩御会式大法要を修め、13日にも引き続き御正当の御会式法要を営み、県内各聖・檀信徒併せて300名以上が参列した。
法要に先立ち、小城の夜町を万灯行列が照らし、お題目の声が町に響いた。今年は特別に鎮西身延山本佛寺御山主佐野前延僧正率いる本佛寺の万灯も参列、万灯の光明や纏の演舞が加わり例年にない盛大かつ厳粛な報恩の万灯行列となった。
引き続き法要が営まれ、佐賀県寺庭婦人会・本佛寺婦人会合同による和讃奉納に始まった。
本年は第740遠忌の節目なる法要であり、日蓮大聖人を慶讃し御報恩に謝すべく県内各聖・檀信徒の読誦・唱題の声が広い堂内に響き渡った。
一方松尾山内には、地元の小城高校生による竹灯籠の温かい光がともり、境内地を明るく照らしていた。これは、先9月に急逝した同級生の岩永航河さん(享年17歳)の竹灯籠のイベントを復活させたいという遺志を引き継ぎ、同級生らによって挙行されたものであり、思いがこもった一万基の灯明を松尾山へ奉納した。参拝者からは、「幻想的な光の中でお参りができてありがたかった」と感想があり、寺院・檀信徒共に日蓮聖人への思いを深めた。