2021年11月7日
東京東 体験荒行
【東京東】東京東部日蓮宗青年会(吉田協英会長)は、十一月七日、葛飾区奥戸妙法寺(髙橋龍晟住職)にて体験荒行をプレ開催した。
十八歳から四十歳を対象に青年教化を目的とした体験荒行は、当青年会にとって新しい試みであり、そのため、各プログラムの内容や進行の確認を兼ねて、今回は募集を絞る形でプレ開催となった。
早朝より会場へ集合した参加者は、受付後、作務衣に着替え、お堂に上がった。
お堂では、開堂式を兼ねた朝勤が行われ、参加者は早速、読経三昧の行を勤めることとなった。
その後、「お粥・味噌汁・梅干し」という簡単な朝食を済ませた参加者は、次に水行へ挑んだ。
始めに水行の意味や取り組み方の説明を受けた後、お堂前に用意された水行樽においてスタッフの会員と共に、参加者は初めての水行を勤めた。
再び、作務衣に着替えた参加者は、お堂にて昼勤の読経三昧に励み、その後、場所を移して自我偈の書写行に取り組んだ。
一時間に及ぶ書写行を終えた参加者は、朝食と同献立の簡単な昼食を挟んだ後、二度目の水行を務めることとなった。
その後、参加者は三度、作務衣に着替え、真っ暗にしたお堂内に蝋燭を一本だけ灯して執り行う暗闇唱題行へ挑んだ。
最後に閉堂式では、修法師の会員による、参加者書写の経巻の開眼及び参加者への法楽加持が行われて、体験荒行はその全行程を終えた。
終了後、吉田会長は「水行や暗闇唱題行等、参加者から十分に達成感を覚えられたという評価があった点は嬉しく思う。一方で、進行や内容に関して検討が不十分だった点も多数見受けられた。本開催に向けて完成度をあげていきたい」と述べられた。
尚、本開催は来年の一月を予定している。