2021年11月3日
愛知尾張 一宮市法蓮寺で落慶法要
【愛知尾張】11月3日、一宮市木曽川町黒田の法蓮寺に於いて日蓮聖人御降誕八百年奉賛・山門・開運殿・境内整備落慶法要が営まれ、檀信徒約100名が参拝した。本来であれば日蓮聖人の御生誕日2月16日の旧暦にあたる令和3年3月28日に開催予定であったが、コロナ過の為、延期・縮小と当初の思い描いた法要とは言えなかったものの、時期を見直し稚児行列を中止するなどの対策を施し、無事奉行へと漕ぎ着けた。法蓮寺宮﨑貞悟住職と総代皆様方の並々ならぬ宗祖への報恩と寺門広隆の思いが詰まった慶讃法要となった。
13時30分の法要開始時刻とともに、法蓮寺ハンドチャイムサークル「星彩」による宗祖への報恩賛鐘が堂内に鳴り響いた。その後、宮﨑住職導師のもと法要が進められ、法要の中に於いては、新たに再建された山門・開運殿・手水屋、整備された境内に向かって法楽加持が行われた。謝辞では総代の野々垣實様より「平成26年より7年をかけて境内地整備、山門・開運殿の再建とすすめて参りました。檀信徒の皆様には大変ご協力ご協賛を頂き有難く思います。この御降誕八百年記念法要をもって一端これらの事業の区切りと出来ることを大変嬉しく思います」と安堵の表情で集まった檀信徒に挨拶があった。宮﨑住職は「私が法蓮寺へ来て16年、住職になって13年という日々が経過した中7年前より、境内のブロック塀の整備からはじまり、開運殿・山門も結果として再建、立派になりました。この大きな事業が、どこに借金をするわけでもなくやり切れたことは、この法蓮寺の400人近い檀信徒一人一人の力の積み重ねであったと思っております。この宗祖御降誕八百年の目出度い年に奉賛事業を無事に勤め上げたこと、皆様方のお力添えのおかげと心より感謝申し上げます」と語った。法要後には京都本光院住職上田尚史上人による記念法話「成仏の証拠〜目に見えないものを見つける〜」が行われ、この大きな事業を支えた檀信徒が笑顔で耳を傾けていた。
この宗祖御降誕八百年の奉賛事業として法蓮寺に於いては山門・開運殿(妙見堂)・手水屋を再建・新築し、七面堂外壁修復、その他境内地整備と法蓮寺山門広隆寺門繁栄の大事業を無し遂げた。