2021年10月2日
山形 宗祖降誕800年慶讃山形管区大会
【山形】10月2日、酒田市妙玄寺において宗祖ご降誕800年慶讃山形管区大会が厳修された。コロナ禍において管区法要自体の開催も一時は危ぶまれたが、宗務所主催の団参も中止することに決定していたため、何とか管区法要だけはという強い思いから、池田所長のリーダーシップの下、準備を重ねて大会開催に至った。当初は檀信徒参加型の法要と考え、中規模ホールでの開催を計画していたが、新型コロナ感染拡大の為、檀信徒の参加を見送ることとして規模を大幅に縮小しての開催となった。
池田義潤山形県宗務所長が大導師を久松玄徳協議員議長、大類秀憲協議員副議長が副導師をそれぞれ務め、式衆は青年僧を中心に構成された。式衆は青年僧らしく声明七曲を厳かな中にもはつらつとした声でお唱えして法要は進められ、法要の中盤、池田所長は宗祖ご降誕800年をお祝いすると共に立正安国実現の誓い、コロナ収束を願った慶讃文を奉読した。また河端孝成修法師会長を修法導師に迎え、修法師7名で御宝前修法を行い、力強い読経の声と木剣の音を堂内に響き渡らせた。法要出仕及び参列寺院、山形県檀信徒協議会会長、妙玄寺総代、総勢約40名が参加した慶讃法要は荘厳且つ厳粛に執り行われた。また参加できなかった檀信徒のために、この法要の模様は委託した業者にカメラ三台を用いて撮影して頂いた。後日撮影された映像を編集して「YouTube」にて公開し、さらにはDVD化もする予定である。
参列した妙玄寺総代の一人は「こんなに大勢のお坊様が一同に会した法要はなかなか見る機会が無い。参列させて頂きありがたい。」と感激されていたのが印象的だった。今回の降誕800年慶讃法要を通して感じたことは、これが単なるお祝いで終わってはいけないということだ。私たち僧侶はこれからも法華経・御題目の弘通に邁進していかなければと覚悟を新たにしたところである。