日蓮宗新聞

2021年9月1日号

千鳥ヶ淵戦没者追善供養

千鳥ヶ淵①日蓮宗宗務院主催の「千鳥ヶ淵戦没者追善供養並世界立正平和祈願法要」が、76回目を迎えた終戦記念日の8月15日に東京都千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で営まれた。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、例年用意される一般参列者の席は設けられなかったが、導師の中川法政宗務総長をはじめ、東京4管区の各宗務所長と修法師7人が、出仕・参列ともに叶わなかった人たちの祈りと願いを背負いながら、心からの妙法蓮華経とお題目を捧げた。
同墓苑には先の大戦などによって亡くなった身元不明の遺骨が埋葬されているほか、全戦没者の慰霊追悼のため昭和34年に国によって建設された施設。
法要では懇ろな読経、力強い祈りの修法が行われた後、中川総長が表白(自己の内心を外に表し本仏などに白あげること)し、「戦いつつ戦火の止まんことを祈り、平和の来たらんことを命をかけて求められし諸霊に報いる道は平和世界を此の土に築き上げることにあると覚知せり」と立正安国の実現を誓願した。また挨拶では「コロナ禍の猛威の中にあっても、絶対に忘れてはならないのが、異国の地で苦しみと絶望の中、望郷の念を懐いて亡くなられた墓苑の37万114柱の戦没者を含む全ての戦没諸霊位へのご供養と感謝。それを通じ、諸霊位は成仏を果たし、我らはコロナや災害に負けない生き抜く勇気を得ることができると信じている」と確言した。
続いて同墓苑奉仕会の山崎文夫理事長が同墓苑建設時から日蓮宗が法要を営んでいることに謝意を表した後、「私たちが戦争を理解し、国の礎となった戦没者に感謝し、また無念を思い、2度と戦争をおこさぬよう堅く平和を誓うことが慰霊につながる」と述べた。

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