2021年8月1日
神奈川3 ロボットプログラミング体験会
【神奈川3】小田原市蓮華寺(羽田鳳照住職)を会場に、八月一日(日)、二日(月)、四日(水)、七日(土)と「ロボットプログラミング体験会」が開催され、述べ百二十組の親子が参加した。世間でもプログラミング教育の認知度が高まっていることもあり、今般の体験会では募集開始早々にキャンセル待ちが発生するなど多数の申し込みがあったという。感染症対策を講じた上での各回二時間の体験会では、初歩的なパソコンの操作方法から始まり、自分自身でプログラミングを入力、目標に向かってロボットを動かす課題に取組む内容で、最後にはどちらが早くゴールできるか競争するなど親子で試行錯誤しながら懸命に取組む姿は大変微笑ましいものであった。また、講師と共に同寺で開催中の「プログラミング教室」の生徒たちがキッズティーチャーとなり体験会の補助役として指導する姿があり、感心する保護者の声もあった。今回の企画立案者のひとりである副住職の羽田鳳竜師は「現在の日本社会で多くの方が『寺は風景の一部でしかない』という指摘もあり、寺院に対して否定的な意見が多い。しかし、当山では各種活動を通じ、寺院を“集い場”とすることを目指している。勿論、これからの未来を担う子どもたちも何か提供できることはないかと考え二年前からプログラミング教室を開校した。現在も二十名の男女が約二年間当山へ通い、プログラミング教育を通じて論理的思考力を育んでいる。幾度も課題に対しての失敗や挑戦を繰り返し、知識や技術を高めている。また学区を超えた交友も徐々に芽生えている。最先端の学びと同時に、人間として生きる上で必要な思いやりや他者を敬う心も伝えている」と参加保護者へ寺院で開催することの意味と想いを述べた。今回の体験会を通じて多数の申込みがあり、本年九月以降に同寺のプログラミング教室二期生として授業が行われることが決まったという。