2021年6月13日
静岡西 誕生寺所蔵の宗祖御幼像が出開帳
【静岡西】静岡西部管区の小笠地区寺院統一信行会が六月十三日、掛川市文化会館シオーネ大ホールを会場にして開催された。最大六百人収容の大ホールで、コロナ感染対策のため客席間の距離をじゅうぶんに空ける、マスク着用と検温を行うなどの感染防止対策をとって、地区内各地域の寺院檀信徒約一三〇名が出席し本年の宗祖御降誕八○○年にあわせ、本山誕生寺所蔵の宗祖御幼像の出開帳が行われた。開会の挨拶で、中村宏人所長は本年がコロナ禍のなかで各種行事の開催が見合わされる中、地域が主体となって統一信行会を開催し、誕生寺所蔵の宗祖御幼像を地元で拝観できることをたたえた。慶讃法話の講師を務めた誕生寺の鈴木宇海師は今を生きる自分の「いのち」は、ただ偶然に与えられたものではなく、過去から今につながるさまざまな人々、いのちあってのものであること、法華経、日蓮聖人の教えによって永遠のいのちを感じることができる、信仰によってこそひらかれる「いのち」があることが説かれた。法要後には参加者が御幼像を間近に拝観できる時間が設けられた。