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2021年5月28日

宮城・伝統こけしを守る応援事業「こぞうくん×こけし」新登場!

DSC_0291【宮城】昨年より続くコロナ禍の中、世情が大きく変化している。多くのコロナウイルス感染者への対応処置から医療崩壊の憂き目にあい、飲食業・観光業の経営状態が逼迫し、経済的打撃が深刻化している。ワクチン接種が始まったものの、経済状態は先行きが不透明であり、延期した東京五輪も開催しようという気持ちはあるものの、現実としては開催に疑問符がつく状態が続いており、未だ光が見えない現状が続いている。

先般開催された日蓮聖人御降誕800年大法要も駆け付けたい多くの僧侶・檀信徒がいたものの、リモート参加しか出来ない事に多くの人たちも無念な思いがあった。

また、地方の日蓮宗寺院でもコロナ禍での被害は少なくない。葬儀等での会葬者の減少・法事の延期や中止・祈祷等の参拝者の減少等、多くの寺院での経営状態も決して良いものではない。

そのような厳しいコロナ禍の中、飲食業・観光業の売り上げは未だ低迷している。宮城の伝統こけし業界では昨年より例年比20%以下の売り上げが続いており、休業する伝統こけし職人も増えている。

宮城県の伝統こけしは観光客への土産物としての販売が中心であり、コロナ禍での需要はほとんどない。また、宮城県内でのお祭り行事への出店や、全国各地のイベント・物産展への出店もこけし業界での大きな収入であるが、どちらもコロナ禍によりほぼ開催されておらず、そちらの収入もない。

コロナ禍でのこけし業界はまさに八方塞がりである。

その様な厳しい中、コロナ禍での伝統こけしを守る為に、日蓮宗宮城県宗務所(日野教恵宗務所長)と日蓮宗新聞社が共同で「こぞうくん×こけし」を考案し、こけし卸売業者へ製造を委託し、宮城県内の寺院を対象に1体3500円で販売した。金額的には高価ではあるものの、支援という意味合いが大きい。

非常に愛らしく作成されており、商品を見た多くの檀信徒が笑顔になり、現在100体以上購入者が殺到した。また、多数購入して頂いた方には表情違いのシークレットを提供しており、製作者の遊び心も忘れない。

日野所長は「このコロナ禍ではどの業界も大変な状況にあります。しかし世界規模で皆が大なり小なりつらい思いをしているのも事実。被害の大きい人がいても、手を差し伸べてくれる人はなかなか現れてはくれません。私たちお寺も行事が出来ない等の被害もありましたが、観光業・飲食業な方々は経済的にもっと大変つらい思いをしております。そのような被害の大きい隣人を助ける方法として、県内の寺院と檀信徒に協力して頂きました。このこぞうくんとコラボした支援の輪が様々な場所で広がっていく事を期待しています。」と話し、さらなる支援を求めた。

令和3年3月末日で「こぞうくん×こけし」の宮城県限定販売は終了したが、日蓮宗新聞社では「こぞうくん×こけし」全国販売の取り扱いを鋭意検討しているとの事。

これを機にかわいらしい「こぞうくん×こけし」の購入を検討してみては如何でしょうか?

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新年のご挨拶。

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