日蓮宗新聞

2021年5月10日号

第769回 立教開宗会

第769回立教開宗会と別当就任奉告式が4月27日、千葉県鴨川市大本山清澄寺祖師堂で営まれた。
日蓮聖人は建長5年(1253)4月28日、同寺の旭が森山頂で昇る太陽に向かいお題目を唱えられ、『妙法蓮華経』を弘めることをお誓いされた。日蓮宗ではこれを日蓮宗の始まりとし、立教開宗のご聖日としている。毎年、その前日の27日に日蓮宗は清澄寺で立教開宗会を営んでいる。
導師を務められた菅野日彰管長猊下は慶讃文で、今なお末法の様相を示す世にあって、日蓮聖人のみ心を体し僧侶檀信徒が異体同心に立正安国世界平和を目指すことを誓われた。また御経頂戴儀に続くお言葉では、昨今のコロナ禍における人の振る舞いに触れられ、「日常生活においてもう少し世界全体を考えることが大事です。お題目を唱える者が行動で範を示していきましょう。それが正法を立て国を安らかにしていきましょうという宗祖のお心に適う生き方なのです」とお説きになられた。挨拶に立った中川法政宗務総長は「ご親修で賜った尊いお言葉を胸に、暗い世相を切り開いていきましょう」と参列者に呼びかけた。
第14代別当に就任した金子日厚師は奉告文で、歴代別当の背中に学び、令和4年に迎える旭が森日蓮聖人銅像建立100年に向けて推進中の整備事業に全力で尽くしていく覚悟を示した。
事業の1つである、旭が森の日蓮聖人銅像までのスロープ工事は順調に進んでおり、同法要前には、菅野管長猊下が進捗状況の視察を行った(3面に関連)。車いすの人でも安心して参拝ができるスロープの完成の目標を年内とし、令和4年の立教開宗会で完成奉告式を営む予定。
また、翌28日早朝には旭が森で、生駒雅幸総務局長を導師に暁天法要が営まれた。
※清澄寺では現在もスロープ工事含む慶讃事業の浄財勧募を行っている。詳しくは清澄寺ホームページで。
立教開宗会①

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