2021年4月21日
青森 割り箸リサイクル活動20年
【青森】令和3年4月21日(水)、青森市アップルパレス青森にて開催された「日蓮宗青森県社会教化事業協会令和3年度定時総会」席上にて、江利山義隆上人(遠光寺住職)の割り箸リサイクル活動20年及び、活動からの引退に対し、津軽随至社教会会長より感謝状が授与されました。割り箸リサイクル活動は、江利山上人が社教会長在任中の平成13年度(2001年)より開始され、令和2年度(2020年)で20年の節目となります。割り箸は江利山上人の地元にある青荷温泉や葬儀業者、協力寺院から回収し、手作業での洗浄及び乾燥の上でダンボールに詰め、佐々木堯廣上人(台德寺住職)の助力を得て青森港へと運び、船便で王子製紙苫小牧工場へと送られていました。回収された割り箸は「もったいないの気持ちを大切に」のスローガンの下、地球環境保全と森林資源保護のために、再生紙の原料としてリサイクルされています。江利山上人は20年間で累計16,389.5㎏の割り箸を回収されており、これは再生されたボックスティッシュに換算すると25,259箱分に相当します。佐々木上人が体調を崩されてからは、江利山上人おひとりで冷水であかぎれを作りながら1本1本洗浄し、足腰を痛めながらの苦難の活動でした。さらに昨年よりのコロナ禍により活動も制限されつつありました。そして20年の節目であるということと、本年5月に90歳を迎えられること、また体調の面から、ついに割り箸リサイクル活動の引退を決意されました。最後の挨拶では「ありがとうございます」と一言。出席者から盛大な拍手が送られました