2021年4月18日
埼玉 ボーイスカウト宗教章取得講座
【埼玉】さいたま市法光寺で4月18日、令和3年度ボーイスカウト宗教章取得講座1回目が開催され、埼玉県各団より33名が参加した。県内日蓮宗寺院での開催は3年目を迎えるが、元々は三芳町正賢寺の杉英憲上人とボーイスカウト活動をしている同寺の檀信徒とのご縁がきっかけとなり、県内有志僧侶が集まり開催してきた。
講座内容は、釈尊伝・法華経・祖伝を中心とした座学をはじめ、読経、仏事作法、作務行など幅広く、参加者は修行者としての自覚を持ち懸命に学んだ。特に、講座の最後を締めくくる唱題行では、慣れない正座に苦しむ様子も見られたが、お寺で過ごす半日常とも言える時間に、最後には充実した笑顔で帰る参加者の姿が印象的であった。
事務局を務める杉上人は、「現代の混乱した世の中だからこそ、不変の教えである仏様のみ教に少しでも触れ、学んだ事を日頃のボーイスカウト活動や学校生活に繋げ、未来を担ってほしい」と未来を担う青年たちへ力強い応援の言葉を述べた。
開催にあたっては、コロナウイルス感染拡大防止のため、直前まで中止にするべきか何度も検討を重ねてきたという。しかし、翌年に受験等を控える高校生の参加が中心である事から、感染対応として、動画配信にて事前講義を行い、当日は午前と午後に分けて開催するなどの対策を講じた上で開催に至った。参加者は、今後、霊跡寺院への参拝や奉仕活動などを経て、宗教章の取得を目指す。