日蓮宗新聞

2021年4月10日号

信行道場改修落慶式

信行道場①外観日蓮聖人降誕800年慶讃記念事業の信行道場(山梨県身延町)改修が完了し、落慶式が3月25日に中川法政宗務総長を導師に営まれた。
信行道場は日蓮宗の僧侶として一人前になるための最終的な宗門機関。沙弥となるため得度し、さまざまな過程を経た後、同道場で35日間の修行を積むと宗門から僧階を叙任され、寺院の住職・教会の担任・結社の教導となれる資格などを得られる「教師」として認定される。
講堂・北寮・南寮・食堂・教師寮の5棟からなっていた信行道場は、平成27年の事業始動当初は南寮を改築する計画だったが、築約50年となる北寮の耐震性への懸念が浮上したため同寮と教師寮の建て直しを図り、実習などの能率化整備を行うことが決定された。このほか、身障者の道場生のための部屋(建物)の新設や各棟へスムーズに移動できるようにバリアフリー化もされた。これらにより、身障者の道場受け入れ、法要実習の効率化、視聴覚・ITなどの研修能率強化、外国人教師養成プログラム実習の実施、医療体制の整備などとさらなる修行の充実が図られる。また空調設備の導入により新型コロナウイルス感染症の予防にも期待されることなどから、今後は僧道林や僧侶の研修場所としても使用される予定となっている。講堂の耐震工事も行われたほか、ご宝前の荘厳は身延山久遠寺の内野日総法主猊下のご寄進による。
中川総長は前回改修直後の昭和47年の第1期信行道場に入場し、僧侶となった縁を披露。「道場落慶の導師を務めたことは光栄」と喜び、「この道場が、これから誕生する本宗の僧侶たちの給仕第一、行学二道への精進の助けとなることを」と願った。続いて浜島典彦身延山副総務が祝辞に立ち、「組織の発展維持のためには教育と研究開発が重要と言われます。信行道場が建てられたときの想いを忘れてはなりません」と宗門の未来に期待した。

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