オピニオン

2021年2月1日

■自分の十界を見る

知り合いがコロナに感染し、入院となった。話によると熱が出たら解熱剤、咳が出れば咳止めなどが処方され、自らの体力を基にした闘いだったという。買い出しはあるが、飲み会や食事会は当然せず、自粛しながらの感染だった▼退院した当人曰く、「忙しく、体力が落ちていた時期で免疫力が下がっていたのかな」と推測する。コロナの闘病は体力勝負のようだ。確かに専門家が言うように日頃から生活リズムを整え、疲れを溜めないことが免疫力を高めることに繋がるのか▼子ども時代、夜9時には必ず寝かしつけられていた。今では9時より遅くに親が子どもを連れての買い物姿をよく見かける。食べ物にも恵まれ、人は健康になったように見えるが、どうだろう。多くは必要がない内容を深夜まで垂れ流すテレビ。インターネットに繋げば動画やメッセージ、ニュースの氾濫。数年、数十年前はこれら幾つかはなかったが、楽しく生きていた。かといってそれらを全て排除した世の中を求めることもナンセンスだ▼コロナを乗り越えるためには自省による自制、つまりコロナ禍の混乱だからこそ、自らの貪瞋痴や仏心などを見つめ、自分のどういう行動が収束に寄与するのかを考えられる機会になっていると思う。コロナ渦中、コロナ後。社会の仕組みの変化だけを言うのではなく、心を変えていかなければ繰り返すだろう。(緑)

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