オピニオン

2020年11月1日

心で聞く声

 聞という漢字は、両開きの戸を開けて耳で話をうかがうという意味の象形文字が起源とされています。簡単に言うと耳をかたむけて話を聞くという意味になります。
 先日お寺で法事がありましたが、その日は朝からあいにくの大雨でした。ザーという雨音を聞きながら法事を終え、ちょうど法話が終わるころ、雨が上がっていました。それを見た故人の息子さんが感慨深い調子で、「あ、雨が上がってる。きっと親父が今日の法事を喜んでくれとるよ」。
 と、言うと法事に参列された人たちがうなずきあう姿に出会いました。私は、この姿に亡き人の声は聞くことはできませんが、心に澄まし傾けることで声を聞くことことができることを知りました。
 みなさんも仏壇の前で、法事の心でそっと澄まして、心の耳をかたむけてください。みなさんの心にも聞こえる声があります。
(愛媛県布教師会長・讃岐英昌)

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