2020年9月13日
静岡東 檀信徒のリモート参列で輪番奉仕
【静岡東】宗務所は全国に先駆け、ライブ配信と檀信徒のリモート参列というこれまでにない形での身延山祖廟輪番奉仕を9月13日に実施した。護法運動発祥の地である静岡県東部では、毎年欠かさずバス7~8台を貸し切り教師・檀信徒と共に祖廟輪番奉仕を行ってきた。しかし昨今のコロナ禍では、中止を余儀なくされ意気消沈していたところ、檀信徒からは「非常に残念だ」「何とか行きたい」という祖廟への思いが聞こえてきた。そして、その思いを何とか形にして報恩の灯を絶やしたくないとの局員からの意見で宗務所長及び局員による代理参拝というアイデアが生まれた。そのアイデアを持ち身延山ご当局と話し合いをしたところ、快諾していただいたうえにライブ配信をしてはどうかとのありがたいお言葉を頂戴した。当日は、安藝栄修宗務所長及び宗務所局員18名が登詣し、大客殿にて輪番委嘱の儀後、御真骨堂で輪番奉仕法要を営み、御廟所常唱殿での法要では、今回の輪番奉仕に賛同した32ケ寺、410名の教師・檀信徒の名前が読み上げられた。この様子がライブ配信され、賛同者らはそれぞれの自宅などで視聴しながら法要にリモート参列した。この新しい試みに、檀信徒からは「感激しました」「こういう形でも輪番奉仕に参加できてよかった」「来年は身延山で輪番奉仕が営めるように祈りました」といった声が上がった。この試みは新たな輪番奉仕参加者の開拓につながったのではないだろうか。