2020年9月12日
神奈川2 龍口法難七五〇年ご正当
【神奈川2】九月十二日(土)神奈川県藤沢市片瀬、霊跡本山龍口寺(本間日恩貫首)では、七五〇年目の龍口法難会が朝より深夜一時すぎまで執り行われた。
今年は、七五〇年の節目であったため、各方面で盛大な企画準備を進めてまいりました。
ご存知の通り、本年初頭より感染が広まったコロナウイルスによって、感染症が収束しないことから、感染予防の観点より企画は断念得なくなりました。また例年賑やかさを増す出店や夜七時ごろからの万燈・纏錬り奉納。多くの方が参拝できるように各方面にお願いをして夜十時まで道路上を使用できるように準備を進めてきましたが、人が密接になることから中止することになりました。
またこの日は、太平洋上に発達した熱帯低気圧が北上し接近し足元悪い中、そんななかでも朝より開帳祈願や参拝に多くの方が熱心に来られお堂の中で手を合せている姿を多く見かけました。
夜の纏奉納は中止でしたが、午後三時半ごろより、地元「龍ノ口片瀬睦会」により僅かの時間でありましたが、各々がコロナに負けないよう間隔を開け、一心に纏をふり、太鼓と笛の音色を境内中に響き渡らせ七五〇年の節目に奉納をしました。
例年通り執り行われた夕刻六時と二十四時の大法要には、多くの僧侶が営み、例年通りの参拝者ではなかったもののお堂の中には、熱心に合掌をする参拝者を見かけることができました。
各法要後に例年であれば、お堂内の高台より難除けの牡丹餅が振る舞われていましたが、今年は、牡丹餅に模した物が参拝者に配ら参拝者は難除けとして大事に持ち帰られていました。
心配されていた天候もそれほど悪化せず、多少の雨程度で済んだ一日でした。誰もが来年七五一年法難会が通常通り執り行われること祈っておりました。