2020年7月2日
佐賀 宗務所が予防啓発のポスターなど配布
【佐賀】新型コロナウイルス感染症が拡がる状況を踏まえ、このたび日蓮宗佐賀県宗務所(松島正英所長)では予防啓発のポスターや教箋、コロナ退散祈願札等を作成し、管内寺院、檀信徒へ配布した。
管内の感染者数は収束傾向にあるものの、今後の第二波に向けて気を緩めることがないよう、寺院掲示用の予防啓発ポスターには、3密やソーシャルディスタンス、うがい・手洗い等の予防を促すと共に、「あなたを大切にします」という但行礼拝の精神に則ったメッセージも込められている。
又、『コロナ禍の時代~日蓮聖人と共に乗り越える~』と題した檀信徒用の教箋には、「疫病は我々の心の有り様に起因しており、善知識と捉えて己の信心を省みる機会にすべき」との宗祖の御遺文の紹介や、感染者への差別報道に目を向け、他者への敬いの気持ちを忘れないように呼びかける内容となっており、併せて檀信徒が自宅で早期終息を祈願できるように檀信徒用の祈願回向文も掲載している。
これらに加えて、「新型コロナウイルス退散祈願札」が菩提寺を通じて各檀信徒へ配布された。これは江戸時代、疫病退散のために作られた秘妙符の御札を伝書から参考にして作成されたもので、管内修法師を中心に約三十名の教師の読誦祈祷により入魂開眼している。
その他、「新型コロナウイルス対策費(お見舞い金)」を当宗務所から管内全寺院へ給付しているが、檀信徒が安心安全に参拝できるような環境づくりを心がけ、宗務所・各会・寺院・檀信徒一体となって新型コロナウイルスへの対応・対策を図っている。
※尚、予防啓発ポスター、退散祈願札については、管区や各団体等で使用したい場合は、元データを提供致しますので、日蓮宗佐賀県宗務所までお問い合わせ下さい。