鬼面仏心

2020年2月20日号

◆できる・できない

 腰を痛めてしばらく車の運転ができなかった。不便この上ない。行きたい時に行きたい所へ思うように行けない。タクシーを呼ぶにも時間がかかるし、家族に運転してもらうにも今と言って今すぐというわけにはいかず、都合をつけてもらわなくてはならない。家族であってもそれなりに気を遣う▼今までできていたことができなくなる。誰かに頼らなくてはならないという境遇は、思った以上に気持ちを萎縮させることに気付いた。例えば、誰にも必ず老いはやって来る。それを素直に認め、他の人の手に頼ることができるであろうか▼そう言えば電車内で初めて席を譲られたときを思い出しても決してうれしいものではなかった。「そんな年寄りに見えるのか」と▼しかし考えるまでもないことだが、誰しも自分1人で生きていくことは決してできるものではない。目に見えなくても様々な人々や種々のもの、たくさんの力によって生かされているのが私たちなのだ。できないからと嘆かなくてもよい。またできたからと偉そうにするものでもない▼今月10日は加行所の成満会であった。寒壱百日の修行を満じた行僧並びに関係者には悦びがあふれていることだろう。しかしその快挙も独りで成し得たものではないことを思念し、今も支えてくれている力、多くの存在を思い浮かべ、謙虚に報恩の菩薩行を続けてほしい。(直)

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2020年2月10日号

「いい名前ですね」

 明治安田生命では毎年新生児の名前ランキングが発表される。令和元年は男児の1位は「蓮」2位「陽翔」、女児は同じく「凛」、「陽葵」だそうだ▼俳優の高倉健さんは会う人会う人の名前をほめた。ほめられた人は自分が認められたと感じ、自己肯定の気持ちになり自信を持てるだろう。と同時に、誇らしく思い、付けてくれた親に感謝の気持ちも持つようになる。親にとって名前を付けることは心躍ることだが、難事業だといえる▼人は無条件に褒められるとうれしい。元バレーボール全日本代表選手の益子直美さんは、これまでの怒鳴るなどの荒い言葉をぶつける指導では選手は委縮してしまい、本来の力、才能を表にだせない。逆にほめることによって、気持ちが楽になり、伸び伸びとしたプレーができるようになると(自分を認めてもらったと思う、承認欲求への満足感)、指導者を対象に教えている▼今月16日は宗祖のご誕生の日である。宗祖はご自身で、これからの法華経を弘める誓いと在り様を表すために名乗られた。ご両親には自らの名前の1字、1字をそれぞれにお付けになりご両親への報恩の気持を表された。そのお名前の意味合いを噛み締め、わが身の名前に込められた父母の願いと思いを受け止めるすばらしい機会と捉えよう。加えて来年に迎える降誕八百年の意義を深め、次の1歩を進めていきたい。(汲)

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今年の1月13日の御年頭会の日も晴天にめぐまれました。

日蓮聖人の新年初の月命日はいつも晴れます。

みなさま今年もお元気でがんばっていきましょう!

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