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2020年2月23日
大阪和泉 堺事件から一五〇年記念式典
【大阪和泉】令和二年二月二十三日堺事件ゆかりの堺市本山妙國寺(岡部日聰貫主)において、永藤英機堺市長、ジュール・イルマン在京都総領事、ジョフロワ・シャトネ日仏パートナーシップを招き『第三回 堺事件から一五〇年記念式典』が営まれた。この式典は、堺事件発生後一五〇年の平成三十年に始まり、以来毎年二月二十三日に開催されている。 堺事件とは、慶応四年二月十五日に起きた土佐藩とフランス軍艦水兵との衝突・殺傷とその事後処理に及ぶ事件であり、死亡したフランス兵は十一名、負傷した兵士を入れると二十二名であった。この事件で土佐藩士二十名の内十一名は、慶応四年二月二十三日妙國寺で切腹し、残り九名は流罪になった。切腹した十一名の御霊は土佐十一烈士として妙國寺で護られている。 式典は、法要・岡部貫主の法話・講演会・紙芝居・墓参と続き、参加者は幕府没落と明治新政府樹立の狭間で起きた出来事に思いをはせた。