2020年2月16日
山梨3 第1回法華写経会
【山梨3】2月16日、南アルプス市桃園 蓮経寺(布教師会会長柏原啓修住職)に於いて、山梨県第3部布教師会による令和二年度第1回法華写経会が開催された。
この写経会は、毎年2月と3月に2回開催されている。今回は経験者2名、未経験者6名の信徒8名、布教師会会員4名の12名が集まり写経が行われた。
布教師会柏原啓修会長は「法華経には、『受持』教法を受け持つこと、『読』読経すること、つまり経文を見ながら読むこと、『誦』経文を諳んじる暗誦すること、『解説』仏法を人に説き伝えること、『書写』写経すること、つまり経文を書き写すこと。これらの五つを実践し修行をする事により、身も心も清浄になり成仏へ繋がると説かれております。お経を聴くだけでも功徳を頂き、唱えればもっと大きな功徳を頂き、その経文を書写すれば、より一層の大きな功徳を得る事ができるのです。皆様には書写行を行い、少しでも心を落ち着かせ日々の生活に役立てて頂ければ幸いです」と、五種法師の功徳を説き挨拶を述べた。
その後、布教師会会員板倉本諭師より、
「字の上手い下手は関係ありません、仏様の御魂である一文一句を書き写す姿勢と、実践しているという気持ちが大事です」と、写経に取り組む姿勢や心構え、書き方などの説明があり、参加者は緊張しながらおもむろに書き始めた。ほとんどの方が初めての経験であったが、ある方は亡くなられた両親の先祖供養のため。また、息子の受験合格祈願のためなど各々祈りを込め、約2時間筆を休めることなく黙々と書き続けた。
写経終了後は、本堂において写経した経文を皆で唱え、納経式が行われた。
参加者からは「毎回参加をしているが、何度取り組んでも書き終わった後の達成感と爽快感が味わえます。普段の生活の中で2時間も何も喋ることもなく何かに集中すことがないのでとても良い経験になりました。また次回も参加したい」と、各々感想を述べていた。
尚、3月に開催予定であった第2回法華写経会は新型コロナウイルス感染拡大予防のため中止となった。