2020年2月16日
千葉東 降誕800年慶讃千葉県東部管区大会
【千葉東】2月16日に多古町文化ホールを会場に日蓮宗千葉県東部宗務所(冨永観瑞宗務所長)と管区檀信徒協議会(宇野裕会長)の共催にて日蓮大聖人御降誕800年慶讃「千葉県東部管区大会」が開催され、僧侶檀信徒約450名が参加した。
開会式は、和讃普及会による「日蓮聖人降誕八百年慶讃和讃」の奉納と、遠藤正之檀信徒協議会副会長の挨拶にて開幕した。
次に、一龍斎貞鏡講談師による「日蓮大聖人のご生涯」を学ぶ講談。日蓮大聖人のご誕生を中心に、メリハリのあるハッキリとした口調で語られ、参加者は講談に聴き入っていた。
法要では、冨永観瑞宗務所長導師・井村大應修法師会会長修法導師・管内僧侶多数出仕にて「日蓮大聖人御降誕800年慶讃報恩法要」と「自然災害復興祈願法要」が厳修された。法要中、檀信徒協議会役員により三奇瑞(鯛・蓮華・誕生水)が供え献灯され、本大会のために募集した少年少女合唱隊に誕生祝いの供物をお供えいただき、こぞうくんが800数字のバルーンを飾り付けた。唱題では参加者にも団扇太鼓を貸し出し、会場全体で太鼓を打ち鳴らし、お題目を唱えた。復興祈願の願いを込めた力強い修法の後には、祈りの言葉を全員で唱えた。昨年、千葉県も台風15号の強風により多くの家屋が被災したが、被災した参加者も心穏やかになり復興への思いを強くされたと感じた。
閉会式では、少年少女合唱隊に、人と人との出会い・何げない日常の有り難さ・命の尊さを歌った「小さな世界」と「いのちの歌」を手話や振りを付けて、さらに檀信徒協議会役員と法要出仕僧侶も登壇して会場全体で各々の故郷を思い出し感謝を込めて「ふるさと」を歌った。最後に冨永観瑞宗務所長の挨拶、そして参加者全員で互いに合掌し合いお題目三唱にて閉幕した。
日蓮宗新聞社マスコット「こぞうくん」も法要や合唱に参加し来場者に親しまれ、また新聞社の販売ブースにはたくさんの人だかりが出来ていた。
日蓮大聖人の生き方を学び、今を生かされている私たちが「命」を考え、感謝と幸せを感じた管区大会となり、参加者も感動されていた。