2020年2月14日
埼玉 宗川瑛洲師帰山式
【埼玉】2月14日、深谷市正法寺(宗川瑛洲上人ご自坊)において、本年度日蓮宗荒行堂第再行を成満した宗川瑛洲上人の帰山奉告式が執り行われた。当日は約35名の檀信徒が見守る中、午後12時半より、帰山行列が組まれ、瑛洲上人を含む3人の行僧が帰山した。その後、水しぶきが豪快に舞う水行が行われ、檀信徒の中には思わず手を合わせる人もいた。引き続き、本堂に移動し、帰山奉告式が行われ、100日間培われた力強い読経と木剣が堂内に響き渡った。式の中で、仁部前崇埼玉県修法師会会長は「瑛洲上人は2回目の行に入り、声が太くなり、木剣を堂々と振り、立派になって帰ってきました。これは、先代、正法寺さんにとって大変うれしい、新たなスタートの時だと思っております。行堂で蓄えてきたエネルギーを檀信徒の皆さんに配り、これから正法寺のために、活動していただきたいです」と祝辞を述べた。続いて、瑛洲上人は謝辞の中で「令和元年度の大荒行堂に入行するにあたって、自坊の状況、家族の事情、先代への想いなどいろいろな想いがでてきました。先代が55歳で遷化し、何かお寺に因縁みたいなものがあるんじゃないか、そういうものを断ち切りたいと思い、自分がしっかり修行していきたいと思い再度入行させていただきました。自坊を守ってくれた家族、檀信徒の皆さんに本当に感謝しています」と感謝の言葉を述べた。