2020年2月7日
山梨3 総代研修会
【山梨3】檀信徒協議会(横内正孝会長)は2月7日、南アルプス市飯野、桃源化ホールを会場に総代研修会が行われ、146名の参加者が集った。
講演会に先立って、岡本正富所長を導師に法味言上。続いて檀信徒協議会会長横内会長より、参加された各寺院の総代さんに対して御礼を兼ねて挨拶が有り「皆さんは地域社会のリーダーとして、また、各寺院の総代として役を任されていると思うが、お寺という場所は中々理解しにくく協力を得られなかったりとすることもあります。皆様は役に付くことによって、ようやくその大変さや内情を知っていき、お寺への尽力をされていると思います。本日は講師先生を招いて貴重なお話をしていただきます。皆様にとって有意義な研修になることを願っています。」と述べられた。続いて岡本正富(実成寺住職)宗務所長より挨拶があり、「この山梨県第三部という地域は山梨県で1番寺院数が少ない地域ですが、沢山行事があるにも関わらず、いつも大勢いの方にご参加、協力を頂き、自慢の出来る地域だと思っております。」と挨拶を述べ、参加者への御礼と講師先生の紹介が続けて行われ、日蓮宗発展のためのご理解と、ご協力を仰いだ。
講演では、静岡県中部宗務所長の塚本智秀師が招かれ、「アラウンド 降誕800年」という演題で一時間半に亘って講演が行われた。
塚本師は祖伝の話を進めながら「如来寿量品十六の一説に、『依諸経方 求好薬艸 色香美味 皆悉具足 擣徙和合 與子令服』という経文が出てくるが、私達がお題目を唱えるに当たって、この一説は大事な意味を成している。法事やお葬儀、又は各寺院で行事があるときに、導師を先頭に皆様も共にお経を唱えますね。その後にお題目を唱えていると思うが、御題目というのは私達、ご先祖様、神様、全ての者にとっての良薬である。お経を唱え御題目を唱えるという順番にもしっかりと意味がある。次に法事などがある時には、今日話した事を胸に秘め望んでいただきたい」と語意を強め、御題目の大切さを説き、盛大な拍手の中、幕を閉じた。
講演後、参加者の中には「とても良い話を聞くことが出来た。色々と意味合いを知る事が出来た」などという方もおり、今回の講演が如何に有意義なものだったのか、帰路に就く参加者の笑顔に顕われていた。