2020年1月8日
大阪豊能 大威徳明王祭と鐘撞堂落慶法要
【大阪豊能】大阪府豊能町の法性寺で、年大祭である大威徳明王祭に合わせ、1月8日午前10時から豊能修法師会が出仕、檀信徒約100名が参列し盛大に鐘撞堂落慶法要が行われた。
法性寺鐘撞堂は地域に清浄な音を響かせていたが、平成30年9月の台風21号による災害で倒壊
、朽ちかけていた。
初めに法性寺本堂にて鐘撞堂落成がご宝前に報告され、和田充弘総代から「鐘撞堂の再建を望む方々の声が高まり、檀信徒で協力しようと建設資金を勧募することにしました。寺院関係の支援もあり宗祖御降誕800年の節目に向けて機運が熟し、令和元年10月に完成、本日の落慶を迎え、この鐘の妙音が檀信徒の絆を一層深めてくれるでしょう」と撞堂再建の経緯が述べられた。
続いて桑木茂光宗務所長から「近年災害も多く、古来より伽藍の保持は難しく世の無常の習いである。罹災より1年余りで復興をみるのは檀信徒の見事な結集の賜物であり、これを新たなスタートとして信仰に励み共にお題目の道を歩んで欲しい」と祝辞が述べられた。
続いて鐘撞堂にて梵鐘の開眼・除幕が行われ、檀家総代、参列者により鐘が撞かれ、清浄な妙音が地域に響き渡った。
法性寺は平成28年に住職が遷化、以来住職不在であったが後継者が決まり、檀信徒一丸となり新住職入寺の準備を進めている。