オピニオン

2020年1月1日

かかりつけの坊さん

 十二支で表すと、今年は子年である。「子」という字を解字すると「了」+「一」となり、物事の終わりの了と、始まりの一という2つの意味を持ち合わせる。今回は終わりと始まりの話をしたい▼新年から恐縮ではあるが、人生の終わり「枕経」の話である。悲しみに直面している遺族の中に僧侶が入っていくと、それまで固まっていた事態が、急に動き出す感覚を何度か経験している▼40代のご主人を癌で亡くし、1年経たないうちに息子を事故で失った檀家さんの話である。枕経は遺族は元より親族からも泣き声すら出ない悲しみの中の極限の放心状態で、僧侶と葬儀社、近所で葬儀の流れを作った。七日経はもちろん、近くを通る時には立ち寄り話をした。49日の法事の後、「かかりつけの坊さんがいてもいいなぁ」という遺族の言葉が胸に響いた。実は別の檀家で「婆ちゃんは安心して逝きました。かかりつけのお医者さんのお蔭で…」という言葉を聞いていたからだ。かかりつけの医師で「ホームドクター」という制度があるならば、かかりつけの僧侶で「ホーム坊さん」制度があっていい▼日蓮宗は守護神信仰の系譜を持つ。檀家以外の信徒も抱えている。個人の研修だけでなく宗門の制度として整備してはどうか。日蓮聖人には「蘇生の御曼荼羅」がある。終わりから始まるものを、大切にされたに違いないと考えたからである。(雅)

illust-kishin

side-niceshot-ttl

IMG_0692

今年の1月13日の御年頭会の日も晴天にめぐまれました。

日蓮聖人の新年初の月命日はいつも晴れます。

みなさま今年もお元気でがんばっていきましょう!

過去の写真を見る

全国の通信記事

  • 北海道教区
  • 東北教区
  • 北陸教区
  • 北関東教区
  • 北関東教区
  • 千葉教区
  • 京浜教区
  • 山静教区
  • 中部教区
  • 近畿教区
  • 中四国教区
  • 九州教区

ご覧になりたい
教区をクリック
してください

side-report-area01 side-report-area02 side-report-area03 side-report-area04 side-report-area05 side-report-area06 side-report-area07 side-report-area08 side-report-area09 side-report-area10 side-report-area11_off side-report-area12
ひとくち説法
論説
鬼面仏心
購読案内

信行品揃ってます!

日蓮宗新聞社の
ウェブショップ

ウェブショップ
">取扱品目録
日蓮宗のお店のご案内
">電子版日蓮宗新聞試読のご登録
">電子版日蓮宗新聞のご登録
日蓮宗新聞・教誌「正法」電子書籍 試読・購入はこちら

書籍の取り扱い

前へ 次へ
  • 名句で読む「立正安国論」

    中尾堯著
    日蓮宗新聞社
    定価 1,365円

  • 日蓮聖人―その生涯と教え―

    日蓮宗新聞社編
    日蓮宗新聞社
    定価 826円+税

書評
正法
side-bnr07
side-bnr07