2019年12月14日
山梨3 歳末助け合い唱題行脚
【山梨三】令和1年12月14日、山梨県第三部宗務所(岡本正富宗務所長)・同檀信徒協議会(横内正孝会長)は南アルプス市鏡中條長遠寺(中村義恵住職)を出発地に毎年恒例の「歳末助け合い唱題行脚」を行った。
開催当日、出発会場となった長遠寺には管内教師、檀信徒合わせて約170名の参加者が集まった。
開会式では始めに宗務所から行脚をするにあたっての注意事項あり、続いて檀信徒協議会の横内正孝会長が挨拶で、「安全第一で元気にお題目を唱えて参りましょう。」と述べた。
一行は教師と檀信徒の代表が掲げる赤、青、二旗の玄題旗を先頭に出発すると、それぞれが被災地や世界平和への想いを胸に、力強くお題目を唱え、歩みを進めた。
今回の行脚では南アルプス市の本覚寺(板倉本諭住職)、久本寺(五味義幹住職)の2カ寺にて休憩をとり、出発点の長遠寺まで戻る行程を二時間半かけて練り歩いた。
唱題と団扇太鼓の音に誘われ、沿道には募金を寄せる近隣住民が数多く出ており、中には遠くの方から駆け寄ってくる方もいた。
参加者の中には、「自身の心がスッキリしていて、救われている気分になる。心地が良い」と述べられた方もいた。
温かい声をかけられた参加者たちは、その声に応えるように、最後まで元気一杯にお題目を唱え、充実した気持ちで行脚を終了した。
今回の唱題行脚と、9月、10月、11月開催された統一信行会、朝粥会、第三部社会教化事業協会(中村義恵会長)、各寺院で集った義援金を合わせた寄付金は57万2971円集まり、公益財団法人「山梨YBS厚生文化事業団」へ寄託された。