2019年11月27日
静岡中・富士市妙法寺で第23世髙橋尭勲師入寺
【静岡中】富士市妙法寺で11月27日、第二十三世髙橋尭勲師の入寺奉告式が行われ、僧侶檀信徒約百人が参列した。先代の第二十二世髙橋堯昭上人(輪學院日顯上人)は今年の10月30日に世寿93歳で遷化され、11月4日には密葬儀がおこなわれた。
二十二世堯昭上人は身延山大学に永年勤め、平成12年には身延山大学名誉教授、翌平成13年には勧学院の勧学に就任している。平成21年には、永年の地元富士ニュース「風流説法」などの執筆講演などの布教活動により日蓮宗総合財団賞を受賞、平成25年11月には住職を第二十三世髙橋尭勲師に譲っていた。平成28年には東京都文京区大法山本伝寺の第三十世に加歴している。
また尭薫師は妙法寺の執事を35年間務め、誰よりも山内に精通し、檀信徒の近くにあることが認められ、このたび第二十三世を継承することとなった。
尭薫師はあいさつで「師父は『僧侶は勉強をして、それを人に伝えなければいけない』と常々言っていました。兄の堯英師が立正大学の教授になり、学部長になったことをなによりも喜んだことと思います。師父の素晴らしい人生の実現は、皆さまのお力添えのおかげです。私も目の前のことに、一つひとつ誠実に臨みたいと思います」と語った。