2019年11月19日
長崎・声明師会総会並びに研修会
【長崎】声明師会(合川泰通会長)は、去る十一月十九日、令和元年度日蓮宗長崎県声明師会総会並びに研修会を川棚町 常在寺に於いて開催し、県内僧侶三十名が参加した。
総会では、会務報告・全国代表者会議の報告を発表。その後、今年度以降の様々な活動予定などが、協議・報告された。
研修会では、宮崎県声明師会会長 吉田憲静 上人による「高祖讃」の講習が執り行われた。
「高祖讃」とは、日蓮聖人を讃える声明の中の一つでありながらも、約四十年前の日蓮聖人七百遠忌以降、あまり知られていない。しかし、来たる令和三年 日蓮聖人御降誕八百年の長崎県大会において、この高度かつ複雑でありながらも、日蓮聖人を讃える声明として、一人でも多くの檀信徒の皆様に理解していただきたいという会長上人の熱い想いにより実現した今回の講習である。
研修会後には、常在寺住職 合川天心上人導師の元、長崎県 本年度物故者の上人の法要が執り行われた。
何かを学ぶことは、他人に伝えることである。そして、他人に伝えることは、自分自身が学ぶことでもある。今回の総会・研修会により、参加者一人一人が様々なことに関心をいだき、伝えることの大切さが高まった意義ある研修会になった。