2019年11月16日
静岡中 富士宮市妙善寺法華経二十八品図絵奉納奉告式
【静岡中】富士宮市妙善寺(寺尾是堯住職)で11月16日、お会式法要とあわせて「法華経二十八品図絵奉納奉告式」と一龍齋貞花師匠による講談寄席「日蓮聖人 ご降誕から立教開宗」が開催され、僧侶檀信徒約100人が参列した。
今回奉納された図絵は「妙善寺仏画会」のメンバー約25人が、富士市本蔵寺住職の丸茂湛祥師の著作『法華経二十八品図絵』を参考に、約半年間をかけて和紙に岩絵の具で描いたもの。奉納奉告式にあたり、B4判二十八枚の法華経図絵が本堂内陣の長押に飾られた。この図絵は今後、本の形でまとめられ、寺宝として奉納される。
当日は和讃と法要ののち、寺尾住職が法話で「法華経の教えが皆さまの生活に溶け込んで、豊かに学んで身近な人と喜びを共有する〈慈悲の心〉に導くことが、お寺の役目だと思います」と語った。
その後、一龍齋貞花氏による講演「日蓮聖人 ご降誕から立教開宗」と題した講談が行われた。軽妙な語り口のなかに手を合わせることの大事さや日蓮聖人のエピソードを重ね「信仰を継承することで子孫ときずなで結ばれることができる」と語った。