2019年11月2日
高知 秋のキャンドルナイト in 細勝寺
【高知】11月2日、高知県南国市の細勝寺(久保智教住職)にて、初の開催となる「秋のキャンドルナイト in 細勝寺」が行われ、約100名の参詣者で賑わった。
「秋の夜長を彩る、光と音の共演」をテーマとし、約400個のキャンドルが温かな灯で境内を照らした。
なかには地元小学生が「秋」を題材に描いたイラスト入りキャンドルが並び、子どもたちとの交流もなされた。
特設ステージではコンサートも催され、高知県青年団協議会長も務めるシンガーソングライターCHiHARUさんの歌声が響いたほか、高校の音楽教員で結成された管弦楽ユニット「のどカルテット」の演奏がキャンドルナイトに花を添えた。クライマックスには管内声明師による世界平和祈願声明法要も営まれ、声明によって幻想的空間を織りなすと共に、日本全国で勃発する災害で犠牲となられた方への供養も行われた。
久保師は開式にあたり「このキャンドルナイトが、普段あたりまえにある電気がいかにありがたいものかということを考えるきっかけになれば」と話し、高知県立大学の学生による「電気がない暮らし」と題した、災害による停電被害の深刻さも発表された。
参詣者は「日常というものの有難さを改めて考えた夜になった」「お寺というとお堅いイメージだったが、このようなイベントがあると知り気軽に行ってみようと思う」と語った。