2019年10月22日
福島 龍口・佐渡法難七五〇年慶讃法要
【福島】令和元年十月二十二日 福島県石川郡石川町 経王寺にて日蓮宗福島県宗務所主催の基 龍口・佐渡法難七五〇年慶讃法要が同寺院御主 中田本庸上人 御導師の基 執り行われ、併せて新天皇即位祝祷と同県宗務所信行会が執り行われた。
参加された檀信徒は管内十九ヶ寺より約150名に上った。法要では和讃が奉唱され、「振り上げし刀は折れて直重が 髻(たぶさ)を払う越智の明星」(高祖御一代記二十三番)と太鼓と共に堂内に響くと一斉に散華が播かれた。
また式中には新天皇即位を祝祷し、変わらぬ信仰の誓願が当県宗務所長 氏家輝明上人より発せられ、新たな時代も心身健康でありますようにと御祈祷と共に檀信徒一人ひとりの背に撰経が当てられた。
その後の信行会では千葉県勝浦市常泉寺住職 鈴木宇海上人による『ご降誕八〇〇年に向かって~宗祖の報恩観に触れる~』と題された法話がなされた。鈴木上人は日蓮聖人の御遺文に数多く顕されている「両親」「故郷」「出自」に触れ、日蓮聖人の志が身延山は基より小湊誕生寺にも色濃く残っていると話された。「私も皆様方も、日蓮聖人のご降誕八〇〇年の節目の時代に生まれました。千年ではなく今この時代に命を頂いた事にも必ず意味が