日蓮宗新聞

2019年10月20日号

台風15・19号被害の義援金勧募決定

「家族だと思って協力してほしい」

被害③ 被害②中川法政宗務総長をはじめとする日蓮宗宗務内局は9月に発生した台風15号及び10月12日に伊豆半島に上陸した19号の被害報告を受け、全国の寺院教会結社、僧侶檀信徒らに向けて義援金勧募活動を行うことを決定した。
日蓮宗では、昨年の大阪北部地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震などの災害が多発したことを受け、今年3月の定期宗会で勧募体制を強化していた。宗内の規程では、建物災害見舞金もあるが、義援金を募ることで、より復旧・復興の助力につなげたいとしている。
中川総長は、「昨年の台風で自坊(大阪府如在寺)にも被害があったが、法縁から見舞金をいただき、ありがたさが身に染みた。総長としてできることとして、多くの被災寺院・檀信徒の寺院復興への負担を少しでも減らすことができる義援金勧募の開始を決めた。仲間、家族だと思って協力してほしい」と語った。12月24日までに必着で受付。

【台風15号被害状況(10月8日現在)】9月19日までに京浜教区、千葉教区、山静教区から日蓮宗宗務院に届いた台風15号日蓮宗寺院状況報告によると6管区で計153ヵ寺が建物や境内地に被害を受けた。その後、停電の長期化で調査の遅れた千葉東部管区からの報告が入り、被災寺院数は250件以上となっている。
東京東部では式根島東要寺の境内建物が損壊し、住職らが避難を余儀なくされた。ほか島嶼部2ヵ寺に被害が出た。東京南部では大本山池上本門寺で墓石が破損し、倒木多数。千葉東部では約100ヵ寺が被災した。屋根が強風で吹き飛ばされたのは東金市法光寺など3件。浸水などで本堂の使用不能は長期化しそうな寺院が多数の模様。千葉西部では市原市圓頓寺で本堂の屋根が飛ばされた。ほか管内約50ヵ寺で建物の損傷や屋根瓦の破損、それに伴う浸水や境内の倒木など大小の被害。千葉南部は南房総市正文寺の本堂の屋根が吹き飛ばされた。管内158ヵ寺中100ヵ寺で建物・設備・境内地に被害。千葉北部は倒木被害が多数。倒木による建造物が破損した寺院もある。静岡県東部では伊東市本山佛現寺の本堂屋根銅板がまくれて飛散し一部欠損したほか計13ヵ寺で被害が出た。また台風19号の被害については調査中だ。

illust-hitokuchi

side-niceshot-ttl

写真 2023-01-13 9 02 09

新年のご挨拶。

過去の写真を見る

全国の通信記事

  • 北海道教区
  • 東北教区
  • 北陸教区
  • 北関東教区
  • 北関東教区
  • 千葉教区
  • 京浜教区
  • 山静教区
  • 中部教区
  • 近畿教区
  • 中四国教区
  • 九州教区

ご覧になりたい
教区をクリック
してください

side-report-area01 side-report-area02 side-report-area03 side-report-area04 side-report-area05 side-report-area06 side-report-area07 side-report-area08 side-report-area09 side-report-area10 side-report-area11_off side-report-area12
ひとくち説法
論説
鬼面仏心
購読案内

信行品揃ってます!

日蓮宗新聞社の
ウェブショップ

ウェブショップ
">天野喜孝作 法華経画 グッズショップ
">取扱品目録
日蓮宗のお店のご案内
">電子版日蓮宗新聞試読のご登録
">電子版日蓮宗新聞のご登録
日蓮宗新聞・教誌「正法」電子書籍 試読・購入はこちら

書籍の取り扱い

前へ 次へ
  • 名句で読む「立正安国論」

    中尾堯著
    日蓮宗新聞社
    定価 1,365円

  • 日蓮聖人―その生涯と教え―

    日蓮宗新聞社編
    日蓮宗新聞社
    定価 826円+税

書評
正法
side-bnr07
side-bnr07