2019年10月3日
山形 東北教区檀信徒研修道場
【山形】令和元年度(第34回)東北教区檀信徒研修道場が令和元年10月3日(木)~4日(金)に開催された。一日目は山形市大宝寺を会場に、大宝寺住職新谷宝珠上人による「写経・常不軽菩薩品」を講題に講義並びに写経の実践、その後青森県永昌寺住職 田端義宏僧正による唱題行の理念と実践が行われた。はじめに常不軽菩薩品の二十四文字の経文を皆でお唱えし、但行礼拝の精神を学んだ後、檀信徒は皆真剣に写経に取り組んだ。次に唱題行の理念ということで、田端僧正が日蓮宗で唱えるお題目の尊さを分かりやすく説いて下さった。参加した檀信徒は深くうなずき、また時には笑い声が起きることから、聴聞者に寄り添りまた僧侶にとってもためになる有意義な講義であったと思う。実際の唱題行では、「正唱行」で参加した檀信徒約50名の唱えるお題目が堂内に響き渡った後、「深信行」で静寂の中唱題の実感を味わった。その後は二日目の会場である山形市ヒルズサンピア山形に移動し、懇親の席が設けられ、各県の檀信徒並びに僧侶が懇親を深めた。
二日目は、山形市ヒルズサンピア山形において、一日目に引き続き田端僧正による「東北教区大会・慶讃法要に向けての和讃研修」が行われた。実際に団扇太鼓を叩いての研修が行われ、慶讃法要にむけて良い研修になったと思う。
閉講式では、東北教区教区長日野教恵僧正より修了証の授与が行われ、一泊二日のすべての日程を終了した。各県一名ずつの代表者が前に出て、修了証を誇らしげに受け取る姿が印象的であった。