日蓮宗新聞

2019年10月1日号

総本山身延山久遠寺共栄運動発足式

「共に生き 共に栄える」

発会式①山梨県総本山身延山久遠寺は「共に生き 共に栄える」のスローガンをもとに立正安国・世界平和の具現化を目指す「共栄運動」を開始するにあたり「立正安国世界平和祈願会」と「共栄運動発足式」を9月16日に本堂で営み、僧侶檀信徒約700人が参列した。

発足式では持田日勇総務が「変えていくことを恐れず、勇気をもって共栄運動を推し進める」と述べ、力強く共栄運動発足を宣言した。また同運動の舵取りを担う浜島典彦共栄部長が趣旨説明を行い、同運動が目指す世界と方策を語った。
中川法政宗務総長は祝辞で、運動のスタートに立ち会えた感動を語り、身延山が法華経に縁を持とうとする世界中の人にとっての祖山となることに期待を寄せた。また日蓮宗信徒の国会議員で構成される法華一乗会・逢沢一郎衆議院議員は「この運動の理念と行動を内外に発信し、みんなで力を合わせて推進していきましょう」と話した。最後に次世代を担う身延山高校の男子生徒が進行を務め、女子生徒2人が「感謝の心と小さな人と人との縁が幸せや平和を生む」とメッセージを伝え、自分たちが創造する未来像を語った。
発足式に先立って営まれた「立正安国世界平和祈願会」は共栄運動の最初の行事となった。導師を務められた内野日総法主猊下はご挨拶で問題山積の世情を話され、「世界中の人びとにお題目・立正安国世界平和を発信し、共に生き、共に栄えるお題目を唱え、共によりよい未来を目指そうではありませんか」と参列者に呼びかけられた。法要後には清興としてオペラ「日蓮の宇宙~曼荼羅世界~」が上演された。共栄運動の短期計画には音楽布教の導入が計画されており、その一環として令和3年に予定される宗門運動結願法要後の清興で初演が予定されるオペラの序幕部分などが披露された。
◇    ◇
身延山久遠寺では第90世岩間日勇上人から始まり、第91世藤井日光上人を経て、現灯の第92世内野日総猊下まで継がれる「共生共栄」の理念を、さらに現実的に実現させていこうとする共栄部を4月1日に設置。短期の計画として「門下連合・題目系教団とのさらなる交流」「門前町とのさらなる交流」「輪番アップグレード」など、中期では「法華信仰の根本道場の確立」「文化の発信基地の確立」「海外布教拠点との連携」など、長期では「諸堂整備」などを掲げ、世界規模から日本、宗門、題目系他教団、全国寺院教会結社と共に栄えることを目指す。身延山久遠寺では、身延山を日本遺産にとどまらず、世界遺産への登録を推進し、発信力を高め貢献したいとも考えているという。

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