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2019年9月6日
千葉東・生き物に感謝し供養する「放生会」
【千葉東】九月六日、匝瑳市朗生寺(長谷川雄一住職・並びに千葉県東部選出宗会議員)において、修法師会(井村大應会長)主催の多くの生き物に感謝し供養する放生会(ほうじょうえ)が行われた。僧侶10人が出仕し、檀信徒4名が参列した。生きたヒラメ・ウナギ等および果物・野菜などを御法前にお供えし、出仕僧侶が施餓鬼会のように読経しながらお供えの周りを三回廻った。廻りながら、お経の小旗を御飯の椀に刺し、食紅を溶いた水に筆を浸しその水をヒラメ・ウナギ等に滴下し、三回目の行道で焼香した。参列者は生き物に感謝して焼香していた。法要後、お供えした魚は栗山川に放流した。
井村大應会長からも「人は生きるために、心ならずも生き物の命を絶ってその体をいただいております。懺悔の思いから生きた魚などを川に放流します。江戸時代から行われている放生会です。命の大切さを説くお坊さんでありたい。」と挨拶があった。