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2019年8月26日
大阪市 伝法大川施餓鬼
【大阪市】八月二六日(月)、此花区・正蓮寺において大阪市指定無形民族文化財である伝法大川施餓鬼が営まれた。前夜の二五日には宵施餓鬼が営まれ、本堂で法味言上、唱題行をし、灯明会が行われた。正当の二六日、晴れ渡った空の下、檀信徒が近隣にある春日出商店街よりお寺に向かい唱題行進し、本堂では、大阪日青会の長井康晟師、続いて布教師会の芦田勝康師による法話があり、午後二時から奥邨正道副住職 導師のもと法要が厳修された。管内教師・檀信徒はもとより、多くの来賓が参列の中、稚児による祭文が唱えられた。法要後、立像祖師の御輿が檀信徒等により担ぎ出され、唱題とともに練供養に出発。町中にお題目を響き渡らせながら渡船所へ向かい船に乗り込んだ。導師の乗る御輿船を先頭に、五隻の船が新淀川の中ほどまで進むと、導師が船の舳先に立って散華・経木(水溶性)を流し、各船の参列者もそれにならって経木を流した。参列者は皆合掌し、満ち足りた表情をしていた。