2019年8月23日
千葉北・700年の歴史を誇る「諏訪霊王際」 大勢の子供たちで賑わう
【千葉北】8月22日・23日、流山市成顕寺(宮崎聖弘住職)で「諏訪霊王大祭」が開催され、市内外から多くの人が訪れた。御開帳祈願が行われる本堂の正面には、災害復興支援バザーの他、縁日を賑わう様々ブースが設けられ、朝から大勢の子供たちが詰め寄り、夏の祭りを楽しんだ。
鎌倉時代から、約700年間に亘り地域に根付いてきたこの大祭では、年々子供たちの参加が増えている。
その理由について、毎年大祭に協力する檀信徒に話を聞くと「我々も、努力をしているが、成顕寺は地元幼稚園との交流がある。また、お寺が主催するピアノ教室や剣道、空手、合気道に通っている小学生も大勢いる。その子供たちの口コミで参加する子も多い」と語っていた。こうした子供たちの中には、露店の手伝いや、大祭の催しに積極的に参加する子も多くみられた。
22日の、夕刻より行われた万灯行列には、約100名の園児や小中学生が参加し、5000人を超える見物者の注目を集めた。山車に乗って行列に初参加した園児の女の子からは「この次は、私も小さい子が乗った車を引っ張りたい」と来年に向けて意欲的な声もきこえた。
23日の11:30には、子供神輿が行われ、参加者には、お菓子やつきたての餅が配られた。神輿で活躍した子供たちは、沢山のお土産を手に、笑顔で溢れていた。2日間に亘り、御開帳祈願を行った宮崎住職は「檀信徒をはじめとする支援者の、趣
向をこらした積極的な取り組みのお陰で、大祭は盛り上がっている。今後も、世代を問わず
楽しくお寺にお参り出来るような行事にしていきたい。」と述べた。