2019年7月16日
新潟西 中越沖地震十三回忌法要
【新潟西】七月十六日、柏崎番神堂(秋山文孝主管)において、中越沖地震十三回忌慰霊法要ならびに復興祈願会が行われた。
平成19年に発生した中越沖地震では、柏崎市や刈羽村などで深度6強を観測し、15人が死亡し、2316人が重軽傷を負った。本年は十三回忌にあたり遺族の他130人が参列した。
番神堂の主管をつとめる秋山僧正は「中越沖地震からもう十三回忌を迎えた。中越沖地震以降も毎年どこかで大きな災害が起きている。今年は西日本から九州にかけての被害が大きいと聞き、復旧、復興の祈りを捧げた。中越沖地震の際もそうだったが、いつなんとき災害が起きるかわからない。災害に備える心構えが必要だ。」と語り、また法要に参加された多くの人々に感謝の言葉を伝えた。
法要に先立ち地元の青年僧による災害復興行脚が執り行われ、力強い御題目の声が市内に響き渡った。また震災の発生した10時13分に黙祷が捧げられ、参列者を代表して妙行寺総代の石坂康男さん、柏崎市長夫人の桜井有美子さんらが鐘をつき中越沖地震だけでなく、東日本大震災・熊本・大阪地震・糸魚川大火災等近年発生した様々な災害に対しての慰霊と復興を祈った。